心岳寺参りの帰路
11月24日
種子島からロケットが打ち上げられました。
今のところ、順調に飛行しているみたいですね。初めての海外の商業衛生を軌道に乗せる重大な任務を背負っているのですから、誰もが、空を眺めていたのではないでしょうか。
我が輩もその一人でしたが、午後3時23分になっても、南の空に、ロケットの航跡は見えません。しばらく南の空を眺めていましたが、諦めて家に入った途端、打ち上げられたようです。残念・・・・・。
昨日、心岳寺参りの様子を報告しましたが、実は、その後、薩摩の歴史街道「白銀坂」を重富側から吉野方面へ歩いて帰りました。
これまで何回と無く歩こうと思っていたコースだったのですが・・・。
その機会がやっと訪れました・・・。
高低差300m、距離は3kmと比較的歩き易いコースみたいですね。
それはそうでしょうね・・・。明治時代の初めまで、庶民の方も行き来しあう生活道路だったでしょうからね。
でも、登りはじめは結構急な坂となっていましたよ。
右側の沢から、水が流れ落ちる音が聞こえてきます。
また、小鳥達もいろいろな声でさえずっています。
自然を身近に感じながら、美味しい空気を身体の中に取り込んで、ゆっくりと登っていきました。
コースの殆どが石畳となっていました。
このような急峻な山は、雨が降ると、道路が水路となってしまい、路面を侵食してしまいます。
これを防ぐために石を敷き詰めたのでしょうね。
街道沿いの山肌を良く眺めてみると、どこそこに石が顔を出していました。多分、この石を使って石畳を作って行ったのでしょうね。
白銀坂の中腹の休憩所です。
姶良の町並みが一望できます。
中央の国道10号線が、真っ直ぐ伸びています。
昔の人が眺めた風景は、どのようなものだったんでしょうか・・・・。
ここで一息つき、更に登って行きます。
頂上近くにある看板です。
歴史の道「大口筋 白銀坂」と書いてあります。「筋」は、鹿児島藩の街道の呼び名のことらしいです。
鹿児島から重富、加治木、横川、大口を通って熊本県の水俣までのおおよそ70kmを大口筋というと、看板に記されていましたよ。
白銀坂の入り口からここまで、おおよそ70分を要しました。
ここからは、我が家まで、ずっと下り坂です。
”人生 下り坂最高!!”と、誰かが言ってましたけど、本当にそうだと痛感したしだいです。
今回は、朝9時30分に出発して、午後3時30分に我が家に到着しました。
全行程30km近く、実際の歩行時間5時間30分と、とても充実した、そして少し疲れた チョイ旅でした。
これに懲りず、まだ知らない歴史道や史跡を歩いてみたいなあ・・・と思うことでした。
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